「第12回 タムロン鉄道風景コンテスト 私の好きな鉄道風景ベストショット」、審査結果発表と入賞作品のご紹介

地域の活性化と鉄道文化の振興に貢献することを目的とした「第12回 タムロン鉄道風景コンテスト 私の好きな鉄道風景ベストショット」の入賞者が決定しました。応募人数2,038名、応募総作品数7,843点と、数多くのご応募をいただき、誠にありがとうございました。

鉄道写真家 広田 尚敬氏とフォトライター「鉄子」として人気の矢野 直美氏による厳正な審査が行われ、全87名の方が入賞されました。入賞作品の一部をご紹介します!

第12回 タムロン鉄道風景コンテスト受賞作品:一般の部


【大賞】タイトル:ドクターイエロー、田んぼを走る お名前:黒須 雪美様
撮影地:千葉県 君津市
黄金色の田んぼで、稲穂を抱えた2人のTシャツには大好きなドクターイエローが繋がっていました。

【準大賞】タイトル:電車とGO お名前:水野 勝之様
撮影地:静岡県 浜松市
浜名湖作久米駅にて。


【準大賞】タイトル:名駅マジックアワー お名前:小堀 正一様 
撮影地:愛知県 名古屋市
名古屋駅から一駅離れたローカル駅より、マジックアワーの名古屋駅方面を撮影しました。


【準大賞】タイトル:春 お名前:宮島 康子様
撮影地:千葉県 市原市
小湊鐵道の春風景を運転席から。


【審査員特別賞】タイトル:つばめ、舞う お名前:佐藤 竜也様
撮影地:京都府 京都市
シロクニ2号機が栄光のつばめバッジを掲げ舞い上がりました。


【審査員特別賞】タイトル:華やぐ青 お名前:末光 誠様
撮影地:京都府 京都市
今春にデビューした「青もみじきらら」と「青もみじライトアップ」です。


【審査員特別賞】タイトル:冬のゆくえ お名前:山内 真弓様
撮影地:新潟県 南魚沼郡
玄冬の雪原の向こうに見えるのは何だろう。

第12回 タムロン鉄道風景コンテスト受賞作品:小・中・高校生の部


【大賞】タイトル:春の風景 お名前:玉田 光様
撮影地:大分県 大分市
サクラと夕日がとてもきれいでした。


【準大賞】タイトル:TWILIGHT お名前:大西 遥也様
撮影地:東京都 江戸川区
日没後の幻想的な空模様を背景に走る京葉線。葛西臨海公園の観覧車と絡めて撮った一枚。


【準大賞】タイトル:まちぼうけ お名前:平澤 碧様
撮影地:長野県 長野市
電車を待っている時にスマートフォンでパチリ。なかなか来ないので座って日向ぼっこしてました。

【準大賞】タイトル:雪路を切り裂く お名前:橋本 理生様
撮影地:群馬県 利根郡
上越線 上牧駅~水上駅。 流し撮りバッチリきまりました。山男ロクヨン最高!

【審査員特別賞】タイトル:夜の工場へ お名前:中野 俊輔様
撮影地:静岡県 富士市
電車が工場へと駆ける姿は圧巻でした。


【審査員特別賞】タイトル:春の夢 お名前:堀田 龍平様
撮影地:愛媛県 松山市
菜の花咲く重信川での一コマ。


【審査員特別賞】タイトル:スパイラル お名前:乾 真生様
撮影地:京都府 京都市

第12回 タムロン鉄道風景コンテスト受賞作品:ユーモアフォト賞


【ユーモアフォト賞】タイトル:待合室の親子メロングマ お名前:三好 春樹様
撮影地:北海道 夕張市
きれいなベンチで電車を共に待っていました。

第12回 タムロン鉄道風景コンテスト受賞作品:タムロン賞


【タムロン賞】タイトル:指差喚呼 お名前:伊藤 慶人様
撮影地:埼玉県 朝霞市
偶然撮れた一枚。

第12回 タムロン鉄道風景コンテスト受賞作品:車輌写真賞


【車輌写真賞】タイトル:青空を駆ける お名前:中田 康太郎様
撮影地:三重県 四日市市
三岐鉄道 北瀬公園中央口駅~保々駅。乗り鉄をしに行ったが、あまりにも空気がきれいだったので、思わず下車して撮ってしまった。

第12回 タムロン鉄道風景コンテスト審査員総評

【一般の部 総評】写真家 広田 尚敬氏

第12回を迎えてますますレベルアップ、というのが審査の第一印象でした。鉄道写真のベテランによるしっかり作り込んだ作品はもちろんのこと、初応募かな?と思わせるフレッシュな作品も増えていて、それが今回過去最高の応募点数7,843点に達する要因になったのかもしれません。まさに質も良し、数も良し、というコンテストといえるでしょう。

また、少々荒削りではあるけれど「チャレンジしてみよう!」という意気込みを感じる作品が多かったのも嬉しいことでした。皆さん、実に真面目に応募してくれていて、今後にますます期待が持てる鉄道風景コンテストに育っていることを実感しました。

今回特に感じたことは、プリント仕上げの良い作品が増えたな、ということ。やはり写真というのは、撮るテクニックばかりではなく、第三者に見せるまでの完成度が大事。画面のちょっとした傾きやプリント用紙の選択など、自分の写真にもっとも適した仕上げを一生懸命考えて選択するということが、他の作品と差をつけるための鉄則です。実はその差はわずかです。今回、選に入らなかった方も諦めずにぜひまたチャレンジしてください。

【小・中・高校生の部 総評】フォトライター(「鉄子」) 矢野 直美氏

今回もたくさんのご応募ありがとうございました。数だけでなく質も高かったことが強く印象に残りました。また、これだけ多くの写真にも関わらず、似た作品がない、ということにもいつも感心させられます。「わたしの好きな鉄道風景…」というタイトルどおり、自分の好きな場所、時間帯、家族や友人の姿や表情など、鉄道をめぐる個性的な世界を皆さんとても上手に作品化されているなあと驚いています。

全体に光がすごくきれいな作品が多かったですね。いろいろな気象条件や時間帯であっても、その中で美しい光を捉えるということを、皆さんがふだんから意識されていることの証かもしれません。それは、失敗を恐れずにチャレンジするという冒険心の賜物でもあるし、なにより応募者の皆さん自身が、このコンテストならではの「自由さ」を楽しんでくれていることにとても嬉しい思いがします。

小・中・高校生の部では今回もまた6歳の子を最年少に7歳、8歳、そして大賞には10歳の方など、年少の方たちが活躍してくれました。十代後半の青少年ともども、来年もぜひ頑張ってください。

第12回 タムロン鉄道風景コンテスト全87名の入賞作品

第12回 タムロン鉄道風景コンテスト特設サイトにて全87名の入賞作品や選評をご覧になれます。

http://www.tamron.jp/special/contest/train2019/result.html

お知らせ

大賞、準大賞、審査員特別賞とユーモアフォト賞、タムロン賞、車両写真賞については、レイルマガジン誌2019年12月号にて掲載予定です。

そごう大宮店(埼玉県 さいたま市)で、10月11日(金)~31日(木)まで、入賞者全員の作品を展示する「入賞作品写真展」を開催します。
https://www.tamron.jp/special/contest/train2019/event.html

第12回鉄道風景コンテスト連載企画

タムロン鉄道風景コンテスト過去の受賞作品

第11回鉄道風景コンテスト連載企画

TAMRON MAGの「鉄道」レンズインプレッション記事はこちら