写真家 藤村 大介氏が、新発売のタムロン17-70mm F2.8 (Model B070)富士フイルムXマウント用で撮る、四国の風景と旅スナップ

写真家の藤村 大介氏による、APS-Cサイズミラーレス一眼カメラ対応富士フイルムXマウント用の標準ズームレンズ、タムロン 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)で撮影した作品をご紹介します。四国を訪れて撮影した、風景や旅スナップ作品をご覧ください。

一枚目の写真( 焦点距離:17mm 絞り:F18 シャッタースピード:26秒 ISO感度:160 使用カメラ:富士フイルムX-T4 フィルムシミュレーション:Velvia)

作品コメント

初めて17-70mm F2.8を手にした時、手のひらに収まるコンパクトなサイズと、開放F値2.8とは思えない軽さに惹かれました。携帯性に優れた小さなズームレンズは、間違いなく旅のスナップに最適なのではと思い、撮影前から大きな期待を抱いて旅に出ました。

屋内での小物撮影は至近距離で撮影する場合が多く、体勢を工夫しながらアングルを探すのが大変です。しかし、17-70mm F2.8は最短撮影距離が短いため、難なく接写ができます。絞り開放F2.8で、広角でも得られる大きなボケ描写は、作品作りに役立ちました。水面ギリギリの超ローアングルでモニターを見ながら撮影するときなど、どうしても不安定な体勢となりますが、今回使用した富士フイルムカメラX-T4と17-70mm F2.8の組み合わせはバランスが良く、上手く撮影できました。ひたすら歩いて撮影した旅スナップは、従来の大口径レンズでは重量による疲労で苦労していたかもしれません。それがこのレンズでは全く感じられず、快適に撮影することができました。

さらに画質も優秀です。特殊硝材による優れた光学性能やコーティングは高い描写性能を実現し、フレアやゴーストも少なく安心して風景撮影に専念できました。特に点光源が多くコントラストの高い夜景撮影では、存分にその威力を発揮してくれました。旅の途中で雨に降られた時もありましたが、簡易防滴構造が採用されているので、安心して撮影に集中することができました。旅スナップでは悪天候こそ良いシャッターチャンスが訪れる場合があり、観光写真としてよく撮影される名所の写真も、17-70mm F2.8なら気象条件に左右されることなく、その時々のどんな条件でも思い通りに場面をとらえ、名作誕生となるでしょう。

今回試した17-70mm F2.8は大口径ながら小型軽量で高画質、常用レンズとして使える、究極の標準ズームレンズだと感じました。

TAMRON 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)

富士フイルムXマウント (APS-Cサイズミラーレス一眼カメラ用レンズ)

タムロン17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)富士フイルムXマウント用は、APS-Cサイズミラーレス一眼用の大口径標準ズームレンズです。普段使いに最適な17-70mm (35mm判換算:25.5-105mm相当)、ズーム比4.1倍を実現。画面全域において高い解像性能を維持します。また、手ブレ補正機構VCの搭載や、静かで滑らかなAF、フォーカスブリージングを抑えて快適な動画撮影をサポートします。大口径F2.8の高画質を静止画と動画、双方の撮影で手軽に楽しめる実用性の高いレンズです。

焦点距離:21.9mm 絞り:F10 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:160 使用カメラ:富士フイルムX-T4 フィルムシミュレーション:ASTIA

焦点距離:70mm 絞り:F2.8 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:160 使用カメラ:富士フイルムX-T4 フィルムシミュレーション:Velvia

焦点距離:21.9mm 絞り:F2.8 シャッタースピード:1/70秒 ISO感度:160 使用カメラ:富士フイルムX-T4 フィルムシミュレーション:CLASSIC CHROME

焦点距離:53.2mm 絞り:F2.8 シャッタースピード:1/3000秒 ISO感度:160  使用カメラ:富士フイルムX-T4 フィルムシミュレーション:ASTIA

焦点距離:70mm 絞り:F4.5 シャッタースピード:1/120秒 ISO感度:400 使用カメラ:富士フイルムX-T4 フィルムシミュレーション:CLASSIC CHROME

焦点距離:17mm 絞り:F2.8 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:160 使用カメラ:富士フイルムX-T4 フィルムシミュレーション:ASTIA

焦点距離:70mm 絞り:F7.1 シャッタースピード:1/280秒 ISO感度:160 使用カメラ:富士フイルムX-T4 フィルムシミュレーション:Velvia

焦点距離:17mm 絞り:F16 シャッタースピード:13秒 ISO感度:160 使用カメラ:富士フイルムX-T4 フィルムシミュレーション:Velvia

焦点距離:21.9mm 絞り:F13 シャッタースピード:30秒 ISO感度:160 使用カメラ:富士フイルムX-T4 フィルムシミュレーション:Velvia

17-70mm F2.8 (Model B070) プロモーションムービー

写真家 プロフィール

藤村 大介 Daisuke Fujimura

写真家。1970年香川県生まれ。日本写真芸術専門学校卒。植村 正春氏に師事、その後独立。海外500都市以上を取材し、世界遺産や街並み、建築、夜景、文化、歴史、風俗、生活などを撮影。日本初となる海外夜景のみでの個展を開催した夜景写真のパイオニア。近年の創作テーマは「宇宙へ繋がる人の心」。全てを包む宇宙と、人との間にある部分を写真で表現したいと創作を行っている、一般社団法人日本旅行写真家協会 副会長、公益社団法人日本写真家協会 正会員、ウィステリアフォトクラブ主宰、X-Photographer、日本大学藝術学部、ニコンカレッジ、アカデミーX講師

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レンズ製品名: 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)
発売日:富士フイルムXマウント用: 2022年7月8日
希望小売価格:107,800円 (税込)
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、発売延期や供給が遅れる可能性があります。

ニュース: 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)プレスリリース
製品ページ: 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)製品ページ

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