フォトグラファー 岡本 浩孝氏がタムロン35-150mm F2-2.8 (Model A058)で撮影するカーフォトと、お気に入りのカフェでの撮影

フォトグラファー 岡本 浩孝氏が、フルサイズミラーレス一眼カメラ対応のソニー Eマウント用大口径望遠ズームレンズ、タムロン 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)で撮影した作品をご紹介します。35-150mmという焦点距離を活かして撮影した愛車や風景、さらにはお気に入りのカフェの様子など、このレンズでとらえた新たな魅力をご覧ください。
一枚目の写真 焦点距離:35mm 絞り:F2 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:100 使用カメラ:ソニー α7S III
作品コメント
私が2021年最も興奮した新レンズのひとつが、タムロン35-150mm F2-2.8 (Model A058)です。35mmから150mmという焦点域と、絞り値がF2からスタートする特異なキャラクターで、発売前からかなり注目していました。そして実際に手にとった瞬間、新しいデザインコンセプトから伝わってくる造りの良さと質感に心が昂り、早く出かけて試してみたい、という衝動に駆られたのを覚えています。
さて私は普段、釣り旅の写真やカスタム自動車の広告写真、ロボット模型などの撮影をしているのですが、今回の作例は、タムロン35-150mm F2-2.8 (Model A058)のみを携え、愛車でドライブに行き、カーフォトや風景を撮りながらお洒落なランチやカフェを撮影するというものです。私が車の撮影において好きな焦点距離が150mm付近なのですが、従来、そこを含む70mmスタートのズームレンズでは、道中の美しい景色や、立ち寄ったカフェやレストランでの撮影に制限が出るため、ドライブを兼ねた撮影旅には、どうしてももう一本レンズを持参しなくてはなりませんでした。ランチでカフェに立ち寄った際、カフェ用のレンズに交換をし忘れて車に取りに戻るというスマートではない失敗は苦い思い出です。
私はお気に入りのカフェで写真を撮影する“カフェカメラ族”という活動をしているのですが、撮影の際、最も多用するのは35mmの単焦点レンズでした。今回持ち出した35-150mm F2-2.8 (Model A058)のワイド側は35mmで、しかもF2を達成していて、単焦点レンズと比べても遜色ない描写と使い勝手を実現しています。カーフォトでは150mm付近の望遠域を使い、しっかり距離をとって愛車と背景を贅沢に切り抜き、カフェフォトでは35mm付近でテーブルにしっかり寄りながら、自由な構図で素敵な光を捕まえる。リニアモーターフォーカス機構VXDがもたらす静かで素早いAFは、ファインダーを見ずに撮影する少し攻めた構図の際に役立ちます。撮影のリズムを崩すことなく気持ちの良いフォトシューティング体験が可能です。
描写については、色の再現が実に鮮やかで、ドライブの非日常感を豊かに彩ってくれます。解像も申し分なく非常にシャープ、それでいてボケはやわらかく優しいので、被写体を背景から浮き立たせるようなレイヤー表現を積極的にしたくなります。こうした特長による様々な表現を1本のレンズでやってのけるのは、私にとっては革命で、同じような恩恵を得るフォトグラファーは少なくないと思います。余談ですが、助手席にたたずむ美しいデザインのこのレンズをふと見て思わず笑みがこぼれました。このような些細なことも、自慢の愛車との時間を演出してくれる大切な要素になるのです。
ポートレートレンズと謳われているタムロン35-150mm F2-2.8 (Model A058)ですが、愛車を撮りながら、風景やカフェの撮影まで1本のレンズで撮り切る、スマートなこの撮影スタイルをぜひ試してみてください。もちろんその際、ご家族やパートナーがご一緒の場合は、素敵なポートレートも撮れることは言うまでもありません。タムロン35-150mm F2-2.8 (Model A058)は、車好きな方の新たな良き相棒となってくれると思います。
TAMRON 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)
ソニー Eマウント (フルサイズミラーレス一眼カメラ用レンズ)
タムロン35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)は、広角端で開放 F2を達成し、準広角35mmから望遠150mmまで、ポートレート撮影で使用頻度の高い画角を1本でカバーします。大幅な大口径化と高画質を実現、リニアモーターフォーカス機構VXDにより高速・高精度AFを達成しています。新デザインの採用により、操作性や質感も向上しました。独自開発の専用ソフトウェアにより、レンズのカスタマイズも可能になりました。
焦点距離:65mm 絞り:F4 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:100 使用カメラ:ソニー α7S III
焦点距離:150mm 絞り:F4 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:320 使用カメラ:ソニー α7S III
焦点距離:48mm 絞り:F14 シャッタースピード:13秒 ISO感度:100 使用カメラ:ソニー α7S III
焦点距離:35mm 絞り:F2.8 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:1600 使用カメラ:ソニー α7S III
焦点距離:35mm 絞り:F2 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:100 使用カメラ:ソニー α7S III
焦点距離:83mm 絞り:F8 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100 使用カメラ:ソニー α7S III
焦点距離:95mm 絞り:F2.8 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:1250 使用カメラ:ソニー α7S III
焦点距離:150mm 絞り:F2.8 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:2000 使用カメラ:ソニー α7S III
焦点距離:150mm 絞り:F4 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:16000 使用カメラ:ソニー α7S III
焦点距離:89mm 絞り:F2.8 シャッタースピード:1/500秒 ISO感度:1600 使用カメラ:ソニー α7S III
焦点距離:35mm 絞り:F2 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100 使用カメラ:ソニー α7S III
タムロン 35-150mm F2-2.8 (Model A058) プロモーションムービー
写真家プロフィール
岡本 浩孝 Hirotaka Okamoto
1971年、愛知県生まれ。 学生時代、フライフィッシングを通じて出会った美しい渓魚と美しい景色を、写真におさめたいとの想いからカメラの道へ。現在、自動車カスタマイズメーカーのプロモーション撮影などの広告写真を手がけながら、自らの作品作りのため世界のフィールドへと足を運ぶ。 YouTube番組や地元FMラジオ番組にも出演。
【写真家サイト】
レンズ製品名: 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)
発売日:2021年10月28日 ソニー Eマウント (フルサイズミラーレス一眼カメラ用レンズ)
希望小売価格:229,900円 (税込)
ニュース: 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058) プレスリリース
製品ページ: 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)製品ページ
TAMRON MAG 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)の記事一覧
写真家 Thomas Adorff氏がタムロン35-150mm F2-2.8 (Model A058)で撮影した、スナップ9作品を公開
写真家のThomas Adorff氏による、フルサイズミラーレス一眼カメラ対応のソニー Eマウント用大口径望遠ズームレンズ、タムロン35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)で撮影した作品をご紹介します。スペインの街スナップなど9作品をご覧ください。
写真家 Jose Mostajo氏がタムロン35-150mm F2-2.8 (Model A058)で撮影した、ペルーの風景やスナップなど10作品を公開
写真家のJose Mostajo氏による、フルサイズミラーレス一眼カメラ対応のソニー Eマウント用大口径望遠ズームレンズ、タムロン35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)で撮影した作品をご紹介します。ペルーの山の風景やスナップなど10作品をご覧ください。
写真家 大村 祐里子氏が、新製品タムロン35-150mm F2-2.8 (Model A058)で移りゆく表情を逃さず「捉える」
写真家の大村 祐里子氏による、フルサイズミラーレス一眼カメラ対応のソニー Eマウント用 タムロン35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)のインプレッションです。モデルの表情の移り変わりを追いながら、撮りたいその一瞬を「捉えた」ポートレート作品をご覧ください。
写真家 高橋 伸哉氏が新発売のポートレートズーム、タムロン35-150mm F2-2.8 (Model A058)で撮影した未公開カット全9作品を公開
写真家の高橋 伸哉氏による、ポートレート撮影に最適なフルサイズミラーレス一眼カメラ対応のソニー Eマウント用大口径ズームレンズ、タムロン35-150mm F2-2.8 (Model A058)で撮影した作品をご紹介します。全9カットのポートレート作品をご覧ください。