写真家 まるやゆういち氏が新製品タムロン70-300mm F4.5-6.3 (Model A047)を持って、夏の終わりを見つけに箱根へ

ふらっと時間が出来たのでちょっとした撮影の旅に出ることにしました。一泊二日で被写体がたくさん見つけられて、そうだ温泉も入ってしまおう、と行き先は名所、箱根へ。

さて、旅先で写真を撮るのにレンズの選択はとても大事です。何をどう撮るかはもちろんのこと、正直に告白すればあまり大きく重いレンズにはしたくない、という心もあるからです。今回は、望遠域をカバーしつつ545gと嬉しい軽さのTAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD (Model A047)を持ち出しました。

一枚目の写真( 焦点距離:300mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100)

天候に左右されず、望遠ズームで撮影を楽しむ

焦点距離:300mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:320

木々の描写はもちろんのこと、雲の微妙なニュアンスもしっかり見て取れます。画面に斜めのラインを入れるなど望遠レンズならではの作図を工夫していきます。

焦点距離:300mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:800

雨は降ったりやんだり。一瞬だけやんだ隙に水たまりに写った花の色に気づいて1枚。300mmという望遠域でも気軽に撮れる楽しさから、使い始めて直ぐに手放せなくなりました。

焦点距離:151mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100

芦ノ湖を後にしてススキで有名な仙石原へ。夏の終わりらしくやや黄金色になりかけですが、まだまだ緑は残っています。焦点距離を少し変化させて撮った中でチョイスした1枚。

焦点距離:70mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/6400秒 ISO感度:100

雨上がりにすっかり雲も少なくなった夕暮れ。少しアンダー目の露出にしていますが光のグラデーションの捉え方にこのレンズのポテンシャルを感じます。F値も無理していないため周辺光量の減光もほとんど気になりません。

焦点距離:300mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:4000

川にいた野鳥をこっそりと撮影。AFは非常に静かで全く音は気になりません。普段あまり撮らない被写体の部類ですがコンパクトなサイズ感と相まってどんどんチャレンジ精神が湧いてきました。

焦点距離:97mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

早朝の光は写欲を掻き立てます。70mmから300mmという望遠域は狙った場所をきっちり収められる焦点域。光の部分だけをアップにしても良かったのですが敢えて全体を入れて控えめな作品に仕上げました。

焦点距離:73mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/1250秒 ISO感度:100

雨に見舞われた1日目から一転、2日目は晴天。元気な雲とこれまた元気な前ボケで終わりゆく夏の愛しさを表現しました。Model A047は全長148mmと500mlペットボトルの長さより少し短いくらい。今回の旅ではずっとカメラに付けっ放しでしたが取り回しも非常に楽でした。

焦点距離:109mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:2000

箱根神社。参拝される方も非常に多いなか、ほんの10秒程だけ訪れた無人状態をすかさずフレーミングして撮影。レンズ本体の軽さも相まってズーミングしても重量バランスが大きく変化する事はなく、ホールディングは常に安定させることが出来ました。

焦点距離:119mm 絞り:F/5.0 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:500

境内で撮影していたところ、変わりやすい天気で大粒の雨が。雨を避けようとする参拝客のその一瞬を逃すまいとそのまま撮影は続行。標準で付属の大きめの丸型フードを装着しているため、レンズ面に水滴が付く事はほとんどありませんでした。

焦点距離:211mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:1000

箱根神社には90段の階段がありますが、この雨でみな雨宿りへ。その隙を突いて、弾け飛ぶ雨飛沫の撮影に夢中。

焦点距離:70mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100

思いがけない雨は時にしてドラマチックな瞬間を生みます。この湖畔は人気スポットでいつもは大行列。この時だけ、この場所はふたりだけのものでした。

焦点距離:148mm 絞り:F/5.0 シャッタースピード:1/2000秒 ISO感度:100

大涌谷ではすっかり晴れました。刻一刻と変化する雲。そのディティールを表現するために少しアンダーぎみな露出で迫りました。少しマイルド目に描写されるようで、決して作品がゴテゴテせず、見ていて飽きない雰囲気に持っていけるのがこのレンズの特徴。

焦点距離:150mm 絞り:F/5.0 シャッタースピード:1/1600秒 ISO感度:100

富士山頂の雲が晴れるのを待ちつつ山頂だけ撮影しても旅っぽさが出にくいので、束の間の休日を楽しむ人たちを入れて撮影。麦わら帽子に三つ編みお下げのお嬢さんが終わりゆく夏を演出してくれました。

焦点距離:118mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:100

再び芦ノ湖へ。もう旅も最終盤です。目まぐるしく変化した天候もあまり気にせず、狙った被写体をしっかりとした描写でとらえ続けてくれたこの70-300mm F4.5-6.3。まだ標準ズームしか持っていない方にぜひ使って欲しい。決して肉眼では追いつけない先の被写体にドキドキするはずです。

焦点距離:300mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:100

西陽のハイライトから山肌のシャドウまで、しっかりと描写されています。旅そのものを邪魔することのないサイズと重さ。撮影を楽しめること。旅を楽しめること。実は多くの方が待ち望んでいたスペックの一つではないかと思います。

焦点距離:108mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/3200秒 ISO感度:100

旅も終わり。自分の好きな画角に調整しながら撮れる楽しさ。70mmの引きもよし300mmの寄りもよし。滑らかなズームリングの感触を楽しみつつ最高の写真がたくさん仕上がりました。

TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD (Model A047)を使用してみて

70-300mm F4.5-6.3の楽しみ方は3つ。

  • 70mmから300mmという望遠域で肉眼を超えた写真表現を楽しむ。
  • 必要かつ十分な描写能力で風景やスナップはもちろん、ポートレートにも挑戦したいレンズ。
  • コンパクトなサイズ感と簡易防滴構造でガンガン外へ持ち出せる。

今回は旅スナップというコンセプトで70-300mm F4.5-6.3を持ち出しましたが、運動会や発表会などにももちろん活躍できるレンズです。

もっと気軽に望遠レンズを。さて次は70-300mmとどこへ旅に出ようか。海外にもぜひ持って行きたいと考えています。

写真家プロフィール

まるやゆういち

1974年青森県生まれ。2000年にタヒチの美しさに魅せられ写真を撮り始める。2004年写真家テラウチマサトに師事。2011年独立、以降経営者や著名人などの撮影のほか、写真講師としても精力的に活動している。

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タムロン 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD (Model A047)

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