写真家 魚住 誠一がタムロン 28-75mm F/2.8で撮る 韓国ポートレート

軽量でF/2.8通しの標準ズームを使いこなす。魚住は以前からタムロンのA09と言う同じ焦点距離のズームを約10年間愛用して来ました。新しいデジタルに特化したレンズTAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD(Model A036)をどう使いこなすのか?ボディはα7R III 。以前愛用していた大きなボディとは対照的にコンパクトなミラーレス機。「軽い、小さい」は海外ロケでは更に強力な相棒になります。

一枚目の写真( 焦点距離:75mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:250

色彩豊かな街を背景にモデルの表情を狙う

撮影は初夏の韓国。しかし、初日は大雨に遭遇。夕方から街へ繰り出しましたが、条件は最悪で自然光で撮れる感じではありませんでした。

そんな時は気持ちを入れ替えてストロボで撮影。フードでワイド側がケラれる可能性があるため、ここではフードを外して撮っています。

2日目のお昼から天気は徐々に回復。観光地である明洞にチーズダッカルビを食べに行く。街は女子が大好きなコスメアイテムや可愛いお洋服、お洒落なカフェなど、日本にいるかの様な感覚にとらわれます。色彩に反応してモデルの笠井海夏子さんを撮影。夕方にようやく太陽が顔を出してくれました。決戦は最終日。

3日目。朝8時から街に。ぬけるような青空。出勤のOL、サラリーマンを背に街中で撮影しました。

焦点距離:64mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:400

焦点距離:42mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:400

焦点距離:75mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:1000

焦点距離:75mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:200

焦点距離:37mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:200

焦点距離:32mm 絞り:F/3.5 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:400

焦点距離:75mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:400

このレンズの旨味は75mmにある

28mmのワイド側はややもすると物足りないかも知れないが、パースがいい感じについてポートレートを撮るには最適だと感じます。魚住は、気がつくと50mmあたりで撮っていることが多いのですが、このレンズの最大の旨味は75mm F/2.8にあると思うのです。

75mmの画角が今の時代にピッタリ合う。バストアップや全身カットを75mmで撮る。ポートレートといえば85mmレンズが基本と言われていますが、時代は更に75mmを要求していると感じるのです。

その75mmでの画は、開放からとてもシャープでエッジのきいた画が出てきます。ボケ味も素直で品があります。そしてズーム全域で感じたのは単焦点レンズで撮ったかの様なクリアなヌケの良さ。色ノリも自然で決して誇張してこない。実に真面目に造られたレンズだと感じるのです。

焦点距離:75mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:320

焦点距離:75mm 絞り:F/4 シャッタースピード:1/400秒 ISO感度:400

焦点距離:28mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:200

焦点距離:67mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:400

TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD(Model A036)を使用してみて

軽いボディと軽いレンズで機動力を生かした撮影。ピントもAF任せで面白いぐらい当たる。28-75mm F/2.8 Dilll RXD(Model A036)1本だけで旅に出たくなる。カメラマンも動く、モデルも動く、そんな撮影を可能にしてくれるレンズです。

このレンズがあるからミラーレス機に参戦出来る、そんなスタンダードな大口径ズームだと思います。新世代のレンズとしてもコストパフォーマンスは最高です。

写真家プロフィール

魚住 誠一 Seiichi Uozumi

1963年、愛知県生まれ。
高校時代はインディーズ・ロック・バンドで活動。その後、ロサンゼルスでアンセル・アダムスの写真に出会い、風景写真を撮り始める。渡米を繰り返し、スタジオ・アシスタントを経て94年よりフリーとして活動。98年より拠点を東京に移す。現在はポートレートを中心に雑誌や広告で活躍中。

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28-75mm F/2.8 Di III RXD(Model A036)

ミラーレスに新たな風を。これまでにない美しさとやわらかなボケ味。目指したのは高画質と小型軽量の両立。世界を鮮やかに写す、フルサイズミラーレス対応、F/2.8大口径標準ズームレンズ。