写真家 沖 昌之氏がタムロンSP 24-70mm F2.8 G2 (Model A032)で撮る東京下町の猫たち

はじめまして、外猫を中心に撮影している写真家の沖 昌之です。2月22日は「猫の日」ということで、昨年の夏からTAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A032)で撮りためてきたねこの日常を紹介したいと思います。

一枚目の写真( 焦点距離:70mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:1600)

東京の夏は ひとにとってもねこにとっても試練です。日中は外に出ず、陽射しが落ちかけてきた夕方ごろ、人がお買い物に行こうかなと思うように ねこもできる限り日が照っている間は日陰で寝ていたい。そんなこともねこの撮影を続けていくうちに察することができるようになりました。

焦点距離:48mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:320

夏は夜明け前の4時ごろに家を出て、ねこたちがいる目的の土手沿いに日の出前には到着を目指し歩きます。その道中、ねこがいないかうろちょろと寄り道をしていると朝帰りをしたかのようなねこに遭遇。そこから撮影を開始して、朝の9時ごろには30度くらいになりねこたちは日陰に眠りに行くので ぼくも休戦。一度家に戻り仮眠をし、15時ごろにはまた土手に戻ってねこが出てくるのを待ちます。日が落ちていくにつれてねこがぽつりぽつりと定位置に戻ってきて、夕方いつもお世話をしてくれる方がくる頃には全員集合。みんな一生懸命ご飯を食べて少しおなかを休ませたら、今度は日没まで我が物顔で運動会が催されます。そんなねこの生活の中にお邪魔させてもらうように撮影しています。

焦点距離:24mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:800

大好きなあのひとが来るまで待つの退屈だな。

焦点距離:70mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:1000

一生懸命パトロール中。なのに舌がペロリ。

焦点距離:56mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:1250

土手に行くまでの道中にて。有刺鉄線も余裕です。

焦点距離:61mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:2000

いつも歩いている道のりなのに はじめましてなねこがいます。その時は どこまで寄れるのか、ねこの表情、耳やしっぽなどあらゆる体の動作に気を留めながら、ぼくがストレスにならない距離を見つけて撮影を始めます。

焦点距離:24mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:2000

はじめて会ったのにとてもフレンドリーなコ。撫でてあげるとごろんごろんと転げ回って喜びを表します。

焦点距離:60mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/1000秒 ISO感度:200

何かを見つけたのかな、シンクロ中。

焦点距離:70mm 絞り:F/22 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:200

土手で産まれた兄妹たち。 ちょっかいをかけあっていつもなかよしです。

焦点距離:24mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/1250秒 ISO感度:250

つたを自慢げに口にくわえて ぼくのほうへ見せにやって来てくれました。

TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2を使用してみて

夏のねこの撮影は、ねこが活発に動く明け方からスタートする事が多いのでブレずに撮れるか不安になることもあるが、このレンズのように開放値が2.8で明るいとシャッタースピードが稼げるため、軒下やちょっとした屋内、夜間まで撮影できるチャンスがもらえるようで嬉しいです。またAF精度・スピードも瞬間的に動き回るねこを追従してくれるので撮影者に不安を感じさせないレンズだと思います。また手ブレ補正も強力で、ぼくのような三脚を使わない自由な撮影をする写真家にとって頼もしいパートナーだなと感じました。

写真家プロフィール

沖 昌之 Masayuki Oki

猫写真家。神戸出身。主に外猫を撮影し、猫の自然な姿をとらえた写真が人気。写真集に『ぶさにゃん』『必死すぎるネコ』『残念すぎるネコ』『俳句ねこ』(共著)『ヒミツのヒミツの猫集会』AERA&猫びより連載中。日テレoha!4 NEWS LIVE おはにゃん担当。アパレルブランド ZUCCaとコラボ #ZUCCATS展開中。インスタはフォロワー11万人

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