写真家 桐島ローランドがタムロン SP 24-70mm F/2.8 G2で撮る大人のポートレート

一枚目の写真( 焦点距離:35mm 絞り:F/3.2 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:800

自分の場合は仕事で使うカメラと趣味で使うカメラが別々にありますが、海外出張となるとどうしても大きく、重い仕事用のカメラ1台で両立させないといけないケースが多くなりがちで、いつも持ち出すレンズには悩んでいました。

焦点距離:70mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:800

レンズの携帯性を重視しつつ、妥協はしたくない

ポートレートにしても風景写真にしても、偶然に巡り会う瞬間が作品となる場合も多いので、やはりオフの時でもどうせ持ち歩くのであれば妥協はしたくありません。とは言え、画質などを求めるとプライムレンズだとしたら最低でも28mm、35mm、50mm、85mm、135mm、200mmと持っていきたい。ただ、そうなるとカメラを含めてレンズまで、普段仕事で持っていく構成と変わらなくなってしまう。50歳になる自分には、一日中仕事用のカメラとレンズフルセットが入った重いカメラバッグを背負って歩きまわるのは正直辛くなってきました。しかも、最近の飛行機は機内に持ち込める荷物が限られるので厳しいという問題もある。そんな折、TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A032)を撮影に持ち出してみたところ、性能や持ち運びの面からもメイン使用する機会が増えてきています。

焦点距離:50mm 絞り:F/3.2 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:800

個性を演出してくれるレンズ

デジタル一眼レフカメラもここ数年でかなり進化しています。特に、高感度でもノイズが著しく減り、その進化した画像に追いつくようにレンズも進化しています。さらに、大口径と呼ばれる明るいズームレンズの画質もボケもかなり良くなっており。正直な話、プライムレンズとさほど変わらないレベルになっていると言っても過言ではないと思っています。中でも、気になっていたタムロンの大口径標準ズームレンズSP24-70㎜F/2.8 Di VC USD G2(Model A032)を使って感じたことは、「もうズームレンズで十分。と言うか、プライムレンズなんてもういらないかも(笑)」ということでした。

もちろん、85mm F1.4の様なとろけるボケは出せないとは言え、もう一つの課題である撮影場所の明るさの問題は少なくなりました。なぜなら、今のデジタル一眼レフカメラの性能であればローライトの環境であろうが、ノイズが気にならないレベルの写真が撮れてしまうからです。そうなると、色の再現性や適度なボケなどまた違った部分で個性を演出してくれるのが、このレンズです。

焦点距離:60mm 絞り:F/7.1 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:100

しかし、明るさの問題が完全に解消されたわけではありません。人物撮影の場合は被写体も撮影者も動きながらの撮影が多いので、やはり明るさに起因するシャッタースピードは重要なファクターとなっています。その点、タムロンのSP24-70㎜F/2.8 G2は、手ブレ補正機構「VC」5段分をとしながら実用性を重視したサイズ感といえます。

この一本で手ブレ補正をしながら、撮影時のフットワークをも軽くしてくれるというわけで、まさに、「シャッターチャンスを増やしてくれるズームレンズ」と言えます。実に新しい感覚のレンズです。

焦点距離:100mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:100

TAMRON 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A032)を使用してみて

改めて SP24-70㎜F/2.8 Di VC USD G2を色んなシーンで試してみましたが、見ての通り趣味どころか、仕事でも十分使える高いレベルのレンズであることが実感できました。最初は海外ロケ専用レンズと決め込んでいたのが、シビアなライティングをしたスタジオでこのレンズを試したところ、今までのズームレンズとは全く違う精緻な解像感をも感じ取ることができました「軽量・コンパクト」で精緻な解像感を楽しめる大口径標準ズームレンズの登場。良い時代になりましたね。

写真家プロフィール

桐島ローランド Rowland Kirishima

1968年生/横浜出身
1991年 ニューヨーク大学芸術学部・写真家卒業後、本格的にフリーランス・フォトグラファーとしてのキャリアをN.Y.でスタート。1993年より東京での活動を開始。 海外で身につけたハイクオリティな技術とセンスで多くのファッション撮影、広告撮影の他、ムービー作品も手掛ける。シリコンバレーでの視察で刺激を受け、独学で試行錯誤の上2014年、日本初となるフォトグラメタリスタジオ、AVATTAをオープン。CEOを務める。
3Dモデルのクオリティは日本屈指。多くの広告、TV番組の素材提供の他、VR、ARなどを取り入れた広告、プロモーションなどのディレクションも行っている。

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タムロン SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2(Model A032)

磨き上げられた完成度。新世代大口径標準ズームレンズ。この高画質が、心を奪う。どこまでも繊細に。どこまでも緻密に。これが新たな大口径標準ズームレンズ。