写真家 若子jetの超望遠高倍率ズーム18-400mmで、街歩きスナップ

高倍率ズーム18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD(Model B028)を持って街歩きスナップを楽しんでみました。
一枚目の写真( 焦点距離:155mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:100)
柔らかなお花の前ボケに、迫力のある赤ちょうちんの絵が撮れました。
焦点距離:85mm 絞り:F/5.6 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:400
可愛らしいドラム缶の上に置かれた、マネキンの足元を撮影しました。 主役対象物を力強く引き寄せてくれます。
焦点距離:400mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:100
美味しそうなたい焼き屋さんを見つけました。世界初のズーム比22.2倍、18-400mmをカバーする超望遠高倍率ズーム400mmの望遠側で、離れた反対側の道から大きく撮影してみました。重なった前後のたい焼きも柔らかに描写していて、400mmの引き寄せ効果により、おいしそうなたい焼きに見事に誘われました。笑
焦点距離:80mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/640秒 ISO感度:100
たい焼きを食べ歩きながら、公園に到着しました。簡易防滴構造があるおかげで、ボートの水しぶきなども気にすることなく、撮影が可能です。コントラストもメリハリがあり、色再現のバランスが優れていることがよくわかると思います。
テクテクとまち歩きをしました。小型軽量、手ブレ補正機構付きのコンパクトレンズのおかげで、気になった被写体を主役に、手持ちでサクサクと歩きながらの撮影が可能です。
焦点距離:86mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:100
焦点距離:100mm 絞り:F/5.3 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:800
焦点距離:18mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/20秒 ISO感度:500
少し小腹が空いてしまったので、素敵な古民家が立ち並ぶパン屋さんに寄りました。とても美味しそうなパンだったので、思わず定員さんに声をかけ、撮らせてもらいました。 焦点距離18mmでの広角撮影、1/20のシャッタースピードでも手ブレ補正機構のおかげで、安心して撮影することができます。 そして真夏の撮影時には、水分補給もしっかりととることが大事です。お庭にてほんの少し、休憩をさせていただきました。
焦点距離:75mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:800
店内の気になったモチーフを撮影させていただきました。背景が窓際、逆光での撮影でもカーテンの布の質感、ディティールまでも鮮明に写し出されているのがよくわかります。
焦点距離:400mm 絞り:F/6.3 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:800
最短撮影距離は全域45cmということで、テレマクロとしても撮影を楽しむことができました。 飾られた造花を撮影した結果、肉眼では気がつかなかった造花の繊維までも細かに写し出されています。常用の実用レンズとしても、非常に便利なレンズだと思いました。
焦点距離:200mm 絞り:F/6 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:800
反対側の道から、焦点距離400mmにて猫の素顔を、お花越しに撮影をしました。 ふわっとした溶け込むかのような柔らかさに、猫の表情までも鮮明に再現してくれました。
TAMRON 18-400mm F3.5-6.3 Di II VC HLDを使用してみて
超望遠というと、三脚や一脚にすえての撮影を想像してしまいますが、このレンズは女性の私にとっても嬉しい、全長121.4mm、重量705gと小型で軽量、手のひらにもしっかりと乗っかるほどのコンパクトな大きさです。街スナップ時に手持ちで持ち歩けます。それほどスリムで、幅広いジャンルにも活躍してくれるレンズです。
また、レンズ1本で色々な作風の引き出しを演出してくれるレンズです。ズーム倍率が世界初22.2倍。高画質を保ちながら望遠側400mm(35mm判換算620mm相当)で、迫力のある画が撮れます。 それでいて、期待を上回る優れた画質、描写力に圧倒されました。 また、フレアやゴーストを抑えることによって、さらにクリアでより抜けのいい画質を実現しています。 かなり幅広い焦点領域となる広角、標準、望遠以外に、近接撮影としても楽しめます。 ズーム全域で45cmまで寄れてしまうので、簡易的なマクロ撮影も楽しむことができます。
街歩きでは、街で出会った方を撮影したり、お店の方に許可を得て撮影をする機会も多々あると思いますが、手ブレ補正機構「VC」があるおかげで、シャッタースピードが遅めな暗い室内や影のある場所などでも、安心して撮影をすることが出来ます。
また、ズームロック機構がついており、携帯時の自重落下を防いでくれるのも、撮影する側にとってありがたいです。 途中、小雨が降って来た際にも簡易防滴があるおかげで、安心して撮影に挑めました。18-400mm はコンパクトながら撮影する側の気持ちを察してくれるかのような機能がたくさんあり、使い勝手にも優れたレンズだと思います。
そして18-400mmは幅広いズーム域と携帯性に優れたレンズとして、写真生活に新たな楽しさを期待させてくれると思います。 次回は近場の街歩きだけでなく、旅スナップとしても持ち歩いてみたい。 色々なシーンに活躍してくれるレンズであることは間違いなしです。
写真家プロフィール

若子jet Wakako Jet
岐阜県岐阜市生まれ。名古屋造形大学卒業。 撮影スタジオ勤務後、出版社写真部を経て、写真家松本明彦氏に師事後、独立。
被写体は人物を中心に、雑誌、広告等の撮影をする一方、展覧会でも発表多数。ライフワークとして街スナップを楽しんでいる。 優しく可愛く綺麗な世界観を得意とする。
【写真家サイト】
- ブログ:若子jetのセンチメンタル日記
- Twitter:https://twitter.com/wakakojet
- Instagram:https://www.instagram.com/wakakojet/
【写真集】
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タムロン 18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD(Model B028)
その迫力は想像を超える。世界初ズーム比22.2倍、「超望遠高倍率」ズームレンズ。一気に引き寄せる快感と迫りくる感動。