写真家 畠山 公妥氏がSP 15-30mm F2.8 Di VC USD G2 (Model A041)で撮影する美しの森 北海道日高地区

2018年6月活動拠点を北海道日高町に移し「日高町地域おこし協力隊写真家」として活動をしております。山間部に囲まれかつて農林業で栄えたこの町は、超広角ズームレンズ TAMRON SP15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A041)が非常にマッチします。ここ数年、台風被害や豪雪の影響を受けて倒木が目立つようになってきているがこの山は、整然とした非常に美しい表情を見せてくれます。特に早朝の逆光の美しさは、心の底から感動を覚えます。細やかなディティールの描写はもちろんの事、AXコーティングを含む高い反射防止性能がフレアの発生を抑えその感動を1枚の写真の中に刻み込んでくれました。

一枚目の写真( 焦点距離:17mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:200

成長していく木、落ちた木に苔が生え直に栄養分となり程よく風が通り光が差し込むその生命の営みを感じながらシャッターを切りました。同時にこのレンズの逆光の強さを実感しました

焦点距離:15mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:200

刻一刻と表情の変わる風景に出会えるのもここの土地に根差したからです。日高町地域おこし協力隊の辞令を受けてここを拠点にし写真を撮りながら町のPRや、町民とのふれあい活動へも率先して参加し活動しています。席を置いている庁舎の外観です。空気が澄んでいるのでここの夕景は、色鮮やかでいつも感動します。

焦点距離:15mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:200

北海道南北を走る国道237号線、東西を走る国道274号線の交差する日高町は、流通の中心地でもあります。少し足を延ばせば素敵な水かがみを絵にすることができます。超広角レンズの効果を活かして手前の木々を額縁の様に見立てて撮影しました。

焦点距離:19mm 絞り:F/22 シャッタースピード:1/6秒 ISO感度:200

日高町千栄を流れる川。 平成28年台風第10号の爪痕は今も尚脳裏に新しく復興作業も進められてます。横たわる様子と背景の木々そして川の流れを時空の流れを1枚で表現しました。シャッタースピードは、1/6秒で手持ち撮影です。高画質に加えて強力な手振れ補正機構VC(Vibration Compensation)の凄さを実体験しました。

焦点距離:30mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:200

何かを語りかけているかのようなサイロ。家畜たちの姿が目に浮かんでくるかのように感じる空間です。秋の夕刻に撮影しようと決めていました。天気雨が功を奏して 素敵な雰囲気を醸し出してくれました。摩耗耐久性が大幅に向上し高耐久防汚コートと簡易防滴機構のお蔭で慌てることなくしっかりとフレーミングすることが出来ました。ここで忘れていけないポイントは、雨具でレンズをサポートすることです。

焦点距離:15mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:200

突然の雨でも心躍る瞬間。山間の表情は、刻一刻と変化していきますが、逆光をも気にすること無く撮影出来るこのレンズ(新開発AXコーティング)のお陰で、いかなる条件下でも撮影できる撮影の楽しさを再認識することが出来ました。

焦点距離:焦点距離:15mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/40秒 ISO感度:200

土地の栄養分となるであろう草々も表情を見せてくれます。感性を研ぎ澄ませて気持ちを其処へ馴染ませていくと魅えてくるのが、草模様パターンです。時折降る雨で活き活きと華を咲かせているようでした。

焦点距離:15mm 絞り:F/20 シャッタースピード:2.5秒 ISO200 三脚使用

雨がやがて渓谷を流れる川となります。渓谷での撮影では、極力最低限の機材にしたいので三脚は軽量でコンパクトが望ましいです。画面を対角線に流れるように意識して画面左の苔の美しさを表現しました。

焦点距離:15mm 絞り:F/18 シャッタースピード:1/50秒 ISO感度:200 三脚使用

轟音とともに大きな砂防ダムがそこにはあります。全ての物音をかき消す音は、恐怖をも感じます。その迫力を、露出を切り詰めて表現しました。万が一のことを考えて身の安全対策も忘れてはいけない場所の一つです。

焦点距離:15mm 絞り:F/4.5 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:200

気がつけば冬を告げる妖精。一足早い冬が来る山間部に『雪虫』が飛び交っておりました。雪虫とは、5ミリ程度の前進が綿で覆われたかのような姿になる白腺物質を分泌する腺が存在するアブラムシの事ですが、北海道では、雪虫と呼ばれています。

焦点距離:15mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:200

色好き始める。四季の中で彩ある秋が心をときめかせ癒してくれます。食欲の秋でもある丁度このころに、道の駅樹海ロード日高と日高地区の農家さん11戸の新鮮野菜が並ぶ『アンアン』が最盛期を迎えます。お洒落でかわいい西洋野菜も並ぶまさに、天高く、人も肥ゆる秋。

焦点距離:15mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/80秒 ISO感度:200

森の装いも冬の準備に取り掛かる日に日に寒暖の差が激しくなるにつれ艶やかさを増し、さらに活き活きとした秋の表情を狙うポイントは、雨の日です。とっても美しいと目を凝らして見ていると雫が語り掛けてくるのです。超音波モーターUSDを採用しているのでAFモードのまま即座にピント合わせが出来ます。最短距離28cmで撮影。

焦点距離:15mm 絞り:F/8 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:200

秋の玉手箱を開け飛び出してくるような迫力で印象を与えてくれるのも超広角ズームレンズならではの効果です。絵を描く色彩パレットのようなイメージを意識してフレーミングしてみました。クリアで抜けの良い作品が撮れました。

TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A041)を使用してみて

写真撮影はとっても楽しいものだと再認識しました。それは、様々な撮影条件下で撮影できるSP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2の素晴らしいパフォーマンスのお陰です。自分の撮影スタイルは、雨の日の撮影も少なくないので簡易防滴構造の搭載はとてもありがたい機能です。

超広角レンズで撮影すると、どうしても気になるのが逆光撮影時のフレアーなどですが、AXコーティングや高い反射防止性能がディテールまで鮮明に描写してくれました。更に被写体にグッと寄れるので、超広角レンズ効果の遠近感を楽しめました。

三脚を持ち込めない場所等で威力を発揮する手振れ補正機能。1/6秒で手持ち撮影は、正直驚きました。強力な手振れ補正機構VC(Vibration Compensation)進化し続けるタムロンレンズ群に今後も注目です。そう感じました。

写真家プロフィール

畠山 公妥 Hiroyasu Hatakeyama

1968年釧路市生まれ。北海道デザイナー専門学院卒業後上京。
レンタルスタジオ 広尾スタジオ(南青山)卒業し、ファッションカメラマンに弟子入り卒業。広告写真スタジオで修業後、1998年独立札幌を拠点に活動。2018年6月北海道沙流郡日高町にアトリエを移す。現在北海道日高町地域おこし協力隊写真家。
オリンパスズイコークラブ札幌 専任講師、コープさっぽろ文化教室写真講座講師、札幌カルチャーセンター平岡写真教室講師、ヨークカルチャーセンター琴似写真教室講師、2017年9月オリンパスギャラリー東京個展

この写真家の記事一覧を見る

記事で紹介された製品はこちら

TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A041)

高画質の頂きを求めて。生まれ変わる渾身のフラッグシップ。目の前の景色の全てを、一枚に収める。SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2(Model A041)は、極めて高画質な大口径超広角ズームレンズです。