【.Frame】snap02 渡邉 真弓×TAMRONスナップ『日々をすくうように』with SP45mm F1.8 Di VC USD(Model F013)

こんにちは。そして、はじめまして。写真家の渡邉真弓です。今回からタムロン公式ブログ「.Frame」で塩川さんとリレー形式で作品を連載をすることになりました。わたしが日々のなかで見つめるものを、飾らずに素直に綴りたいと思っています。

一枚目の写真( 焦点距離:45mm 絞り:F/2.8 SS:1/400秒 ISO感度:200)

“写真を撮る”とることと出会ったのはすこし遅くて、社会人になってから。ポラロイドカメラを経て、フルサイズの一眼レフカメラとズームレンズを1本買ったのが始まり。とにかくカメラと仲良くなりたくて、なるべく持ち歩いて撮るようにした。通勤の行き帰りだけでも、陽射しが揺れたり、花が咲いたり、人の気配があったり・・・意識してみるとこんなに日々はドラマチックなのだと驚いたことを覚えている。

焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 SS:1/800秒 ISO:200

焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 SS:1/2000秒 ISO:200

焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 SS:1/2000秒 ISO:400

そこからいろんな巡り合わせを経て写真家になった今はというと、結局のところあまり変わっていない。ファインダー越しに見る日々の光景に相変わらず魅せられている。

レンズ1本で撮影していたあのときから変わったことといえば、カメラやレンズを状況にあわせてセレクトするようになったこと。

焦点距離:45mm 絞り:F/8 SS:1/500秒 ISO:200

今回のお供は、TAMRON SP45mm F/1.8 Di VC USD(Model F013)

標準レンズ50mmと比べてみるとほんのすこしの差なのだけど、撮ってみると全然違う。ファインダー越しの光景に埋没しつつ、すこしだけ広い視野がわたしに客観性をもたらす。主観と客観のはざまをうまくコントロールできるレンズだと思う。

焦点距離:45mm 絞り:F/1.8 SS:1/1600秒 ISO:250

わたしは今日も写真を撮る。眼前を丁寧にすくい取るようにシャッターを押す。日々のとりとめもない、でも、今この時にしか出会えない光景が、泡のように消えていかないように。

さて、明日はどのレンズを持っていこう。

写真家プロフィール

渡邉 真弓 Mayumi Watanabe

札幌在住。アトリエ兼事務所“allo?”をspace1-15に構える。日常をモチーフに「時の有限性」「薄れゆく記憶」について考察する作品を制作。「写真と一緒にくらしを楽しむ」をキーワードに、写真教室、写真にまつわる執筆・企画提案、撮影など。北海道カメラ女子の会代表、フォトフェスCuiCui 事務局代表。地方自治体と地域振興プロジェクトも展開中。

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SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F013)

45mmという焦点距離、そして極めてシャープな描写を持つ個性的な標準レンズが誕生。フルサイズ対応の大口径標準単焦点レンズとしては初の手ブレ補正機構を搭載。開放F/1.8からクリアで切れの良い描写を実現。