【.Frame】vol.1 大村祐里子×TAMRONポートレート「Tokyo Gradation」with SP 24-70mm F/2.8 G2 (Model A032)

「.Frame」というフレーズを耳にしたとき、「決められたフレームの中に、いま、何を表現したいか?」と尋ねられているように感じました。次の瞬間、なかば直感的に「生まれ育った“東京”を写したい」と思いました。作品づくりでは自分の感覚を信じるようにしていて、「.Frame」という連載の中では、同じく東京で生まれ育ったモデルさんと一緒に、TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2(ModelA032)で、わたしの感じた東京の姿を「Tokyo Gradation」として表現してみることにしました。

焦点距離:36mm 絞り:F/5.6 SS:1/60秒 ISO:400

梅雨真っ盛りなので「雨の東京」をサブテーマにしました。小さいころから雨の東京が大好きで、雨の粒に濡れた人や花や街はきらきらと光って、普段とは違った様子を見せてくれます。

焦点距離:66mm 絞り:F/2.8 SS:1/80秒 ISO:400

焦点距離:55mm 絞り:F/4 SS:1/125秒 ISO:400

雨の日=テンション低めというイメージもありますが、わたしはその逆で、雨の日こそテンションが上がります。この日も雨の中、紫陽花の色鮮やかなグラデーションを目の当たりにして、楽しい気分になりました。

焦点距離:66mm 絞り:F/2.8 SS:1/125秒 ISO:400

ビニール傘についた水滴が垂れて、軌跡を描く瞬間が好きです。

焦点距離:24mm 絞り:F/22 SS:1/2秒 ISO:200

焦点距離:57mm 絞り:F/4 SS:1/50秒 ISO:400

曇りや雨、夜など、光の量が少ないシチュエーションが好きで、今回は、わたしの好きな青くて微細な光をこれでもかというくらいに使っています。

焦点距離:24mm 絞り:F/2.8 SS:1/30秒 ISO:800

焦点距離:24mm 絞り:F/2.8 SS:1/30秒 ISO:800

耳を塞がれると自分の呼吸や内面がとても近くに感じられ、雨の日もそれに近い効果がある気がします。そのイメージを表現したくてこの写真を撮りました。

焦点距離:67mm 絞り:F/2.8 SS:1/50秒 ISO:400

焦点距離:70mm 絞り:F/2.8 SS:1/125秒 ISO:400

今回の撮影をするにあたり、初めに頭に浮かんだのがこの絵でした。最初にこのカットを撮影して、バランスを考えながら後のカットを撮りすすめました。

焦点距離:70mm 絞り:F/2.8 SS:1/60秒 ISO:400

焦点距離:24mm 絞り:F/4 SS:1/20秒 ISO:800

雨にけぶった夜の東京タワーがとにかく好きです。世界で一番好きな光景かもしれません。東京タワーの近くで生まれ育った、というのも関係していると思いますが、静かに赤く霞む東京タワーを傘越しに見あげるたび、この街で生きているんだ、という実感がわきます。

焦点距離:70mm 絞り:F/4 SS:1/30秒 ISO:800

雨の日は湿気で髪の毛がぐしゃぐしゃになるし、歩きづらかったりもしますが、雨の粒に濡れた人や花や街には、いつもとは違った美しさがあるように思います。「雨の東京も悪くない」わたしのそんな気持ちが伝わったら嬉しいです。

model / 川口 紗弥加

写真家プロフィール

大村 祐里子 Yuriko Omura

写真家。1983年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒。有限会社ハーベストタイム所属。雑誌・書籍での執筆やアーティスト写真の撮影など、さまざまなジャンルで活動中。

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