日常に、ほんのスパイスを添えて。タムロン28-75mm F2.8 (Model A036)で訪ねる、高知・桂浜

こんにちは。Webメディア「Photoli」編集長の横尾 涼と申します。写真の楽しさを広めるために、写真の撮り方やフォトスポットを紹介するメディアを運営しています。

こちらの連載“flatt”(フラット)では、いつもPhotoliでお届けしているアングルとは少しだけ趣旨を変え、「ライフスタイルとしての写真とタムロンレンズ」をコンセプトにコラムを書いていこうと思います。Photoliのフォトグラファーによる、日々に寄り添い合う写真の楽しみ方などをご堪能ください。

さて、初回記事担当として、連載の道筋を作るようなプレッシャーをトップバッターとして背負いつつ、ソワソワしながら据えたテーマは「旅とレンズ」です。なぜかというと、僕の中で“写真”と“旅”は切っても切り離せないものだからです。撮るために旅をして、旅をするために撮っているような関係性です。

焦点距離:75mm 絞り:F/5.6 SS:1/320秒 ISO感度:125

普段僕は東京を拠点に仕事をしているので、やたらとビルを見ます。無機質なそれらは、なんだか時に退屈感を僕の中に生み出すこともあります。なので、ええいと旅に出るんです。

大自然を相手にいろいろな構図を見出すのが写真を撮る中でのエクスタシーだったりします。飽き性な僕の生活に、非日常は欠かせないとっておきのスパイスなのです。

今回、「さあ、どんな非日常を体験しよう」と空想を広げたとき、頭の中に浮かんできたのは高知県の桂浜でした。森林面積は全国1位、四万十川や仁淀川も流れる、都会暮らしの人間にとってのオアシスです。

焦点距離:52mm 絞り:F/5 SS:1/1600秒 ISO感度:125

今回の旅のお供には、TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)を携えました。

「単焦点も、望遠も……あっ超広角も!」と、かばんを膨らませたくなる衝動をぐっと堪え、このレンズ一本だけで出かけました。質量が550gしかないので重さの負担がなく、背中が軽いと気分も軽く、足取りも軽くなりました。

焦点距離:28mm 絞り:F/5 SS:1/800秒 ISO感度:125

焦点距離:75mm 絞り:F/5.6 SS:1/500秒 ISO感度:125

目に見える景色は広角で、印象に残った細部は望遠で切り取る。慌てふためきながらレンズを交換しない贅沢を、非日常の奥底で噛み締めます。

焦点距離:28mm 絞り:F/5 SS:1/800秒 ISO感度:125

人、ビル、電車……と視線を向ける先にいつも“情報”が散らばり続ける都会とはちがい、視界の中にはいつになく穏やかな景色が広がります。そのためか、一つひとつの景色に素直に心打たれる瞬間が多いです。

思い思いにシャッターを切り、満足したら歩き、また撮る。その積み重ねが僕の旅を作っています。

焦点距離:34mm 絞り:F/3.2 SS:1/8000秒 ISO感度:500

焦点距離:54mm 絞り:F/2.8 SS:1/1600秒 ISO感度:125

吸い込まれるような青を撮り歩いていると、比喩ではなく、時間も雑念もすべてを忘れさせてくれます。

焦点距離:28mm 絞り:F/5 SS:1/125秒 ISO感度:125

焦点距離:75mm 絞り:F/5 SS:1/320秒 ISO感度:125

広角で撮ると全景に引き込まれ、中望遠で撮ると海の色や泡などが主役に変わります。同じ時間に同じカメラで同じ僕が撮っているのに、同じ景色が違う表情に。伝わるものが全く違う。だから写真ってやめられないんです。

焦点距離:28mm 絞り:F/3.2 SS:1/500秒 ISO感度:800

後ろ髪を引かれるレンズ。僕は、この28-75 F2.8と旅をしてみてそう名付けました。さんざんシャッターを切っているのに「夕日が沈むまで」とか、「もう少しだけ歩いてみよう」とか、いろいろと理由を付けて戯れ続けていたからです。それはまるで、新しい宝物を手に入れた子どもの頃を再現しているかのようでした。これほど童心に帰らせてくれるのは、きっとストレスを全く感じさせない軽さゆえだと思います。おかげで旅の締めくくりには夢見心地のマジックアワーを見ることができました。

焦点距離:28mm 絞り:F/3.2 SS:1/320秒 ISO感度:125

焦点距離:28mm 絞り:F/3.2 SS:1/160秒 ISO感度:800

今回の僕の旅のお供、TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)の550gという軽さは“旅先での移動は徒歩が好き派”の僕のわがままを叶えてくれました。引いて、寄って、引いて。ミニマムな動作で撮りたい景色を撮りきれるなんて、最高です。

さて、みなさんの旅にはどんな相棒を連れていきますか?

写真家プロフィール

Photoli

Photoliは 写真の楽しさを広めていくために運営されているWebメディアです。
写真の撮り方やフォトスポット、写真の価値観、ライフスタイルの情報をSNS中心に発信し、写真とデザインでさまざまな価値ある事業を応援しています。
タムロンとの連載「flatt」では、「ライフスタイルとしての写真とタムロンレンズ」をコンセプトにコラムを書いています。

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28-75mm F/2.8 Di III RXD(Model A036)

ミラーレスに新たな風を。これまでにない美しさとやわらかなボケ味。目指したのは高画質と小型軽量の両立。世界を鮮やかに写す、フルサイズミラーレス対応、F/2.8大口径標準ズームレンズ。